
アキバで楽しむ本格薪窯ナポリピッツァ

ナポリの老舗メーカーから取り寄せた薪窯で焼き上げたナポリピッツァ。
アキバに創られた上質カジュアルな空間
千代田区立昌平小学校の東側に「秋葉原ジャンク通り」という名の路地が、中央通りと並行に伸びている。PC パーツやバルク品、中古品などを扱う専門店が点在していることから命名されたようだが、通り沿いにはジャンク店に入り混じってメイド喫茶、フィギュア専門店、ゲーム専門店、ラーメン屋、カレー屋、ケバブ屋などが軒を連ねている。アキバらしさが色濃く残るエリアで、海外からの旅行客も多く訪れる。このカオス空間に「音楽とアートと食」をテーマにしたスタイリッシュなホテルが2020年9月にオープンした。野村不動産ホテルズが運営する「NOHGA HOTEL(ノーガホテル)AKIHABARA TOKYO」だ。コロナが収束してからは訪日外国人の人気の宿泊地になっている。
ホテルの1階は「スパニッシュイタリアン」をテーマにした「PIZZERIA & BAR NOHGA」になっていて、界隈では珍しい上質カジュアルな空間を創出している。
「コロナ禍の真っただ中にオープンしました。当然、訪日外国人も皆無に等しかったわけで、大変厳しい船出でした。とはいえ、町会の方々や周辺の企業の方々に1人でも多く来ていただけるような、さまざまな取り組みを実施しました。あの体験があったから今があると思っています。今は外国人の利用客が多いですが、ランチタイムや夜の早い時間帯は会社員や町会の方も多く来てくれます」と話してくれたのは、レストランを運営する株式会社 fridays のマネージャー、渡邊良太さん。ディナータイムに関しては、18〜21時の早めの時間帯は日本人客が多く、その後は外国人客の割合が増えて来るという。少人数でも予約をしたほうが賢明だ。

秋葉原ジャンク通りに2020年9月にオープンした NOHGA HOTELAKIHABARA TOKYO。1階がレストランになっている。

ホテルのエントランス部にある吹き抜けのバーカウンター。こんな空間がアキバにあるとは!

こちらは2階のテラス席。10〜15名で貸し切ることができる
ナポリの老舗メーカーから取り寄せたピザ窯
営業時間は午前7時〜9時半までが朝食ビュッフェで、11時30分から23時までのオールデイダイニング。定休日はなしで、ピザ窯のメンテナンス等で年間に数日ほど休業日があるだけ。エントランス部に20席ほどのテラス席があり、ホテルの中に一歩足を踏み入れると雰囲気のあるバーカウンターが目に飛び込んでくる。開放感のある吹き抜けになっている。楕円形のカウンターを回り込んで進むと、メインダイニングエリアが広がる。ここはキッチンカウンターを隔ててキッチンと隣接している。キッチン手前に鎮座しているのが、ナポリから取り寄せた100年以上の歴史を誇るアクント・マリオ社のピザ窯だ。
「ホテルは10階建てなので、この薪窯から屋上まで煙突をつなげて煙を出しているんです」とマネージャー。同店の看板はこの薪窯で焼き上げる本格ナポリピッツァだ。小麦粉、水、塩、酵母のみを使用した生地を、高温で短時間で焼き上げる。これにより、外は香ばしく中はしっとりと仕上がる。縁のふくらみ「コルニチョーネ」が特徴的で、素材の味を最大限に引き出す伝統製法が魅力のピザである。
オススメはホテルの名を冠した「ノーガ」。トマトソースの一種マリナーラソース(トマト、ニンニク、オリーブオイル、オレガノ)にサラミ、マジョラム、ドライトマト、フルーツトマト、ガーリックスライスを載せたピッツァ。マルゲリータとの大きな違いはチーズが使われていない点だ。薪窯で焼き上げられた生地の香ばしさが鼻を抜け、もちもちとした食感とトマトソース、オリーブオイルが絶妙に混じり合い、チーズがないのに濃厚な味わいを楽しませてくれる。

渡邊さんイチオシの「ノーガ」(2,400円※)。薪窯で焼き上げたピッツァの香りと、濃厚なマリナーラソースのハーモニーを楽しめる。

秋田牛のステーキ。
珠玉のレモンサワー
ピザを焼くのは専門のピザ職人。同店はピッツェリア(ピザ 専 門 店 )でありな がら、本格的なフランス料理店で修業したシェフがいるので、ピザ以外のメニューも豊富だ。スペインの小皿料理タパスは常時10種類以上あり、魚と肉のメインディッシュも用意されている。メインディッシュでは米どころ秋田平野で育まれた秋田牛のステーキが人気。原木から切り出した生ハムも定評がある。
一方、旬の食材をできるだけ使いたいということと、常連客に喜んでもらうために、同店ではメニューを頻繁に変える。春夏秋冬でグランドメニューを年4回変えるという徹底ぶりだ。12種類あるピザのメニューのうち、マルゲリータやノーガという定番以外の8種類も季節ごとに変わる。
同店を訪れた際にぜひオススメしたいのが、オリジナルのレモンサワー。瀬戸内海の穏やかな気候で育まれた「神の島レモン」の皮をウォッカに1か月間浸け、ハチミツやオーガニックシロップで甘さを整え、搾りたてのレモン果汁を合わせた逸品だ。国産ノンワックスレモンの皮からウォッカに染み出した酸味と香り、そしてハチミツの甘さが絶妙に調和していて、さらさらと五臓六腑に染み渡る。ついハイピッチで飲んでしまうが、ウォッカベースなのでアルコール度数は7〜8%ある。人工的な香料や甘味料が使われていないからか、心地よく酔いが回り、薪窯で焼いたピザとの相性もばっちりだ。
なお、1階のテラス席(20名)、2階のテラス席(10〜15名)は貸し切りも可能。メインダイニングは56席あり、団体予約も可能である。また、メインダイニングとバーカウンター20席、キッチンカウンター10席を貸し切ることも可能だが、詳細は要相談。

とことんこだわったオリジナルのレモンサワー(1,100円※)

生ハムやサラミのレパートリーも豊富で、スライサーで擦りたてを味わえる。
※金額は『法人なかま』発行当時のものです。
レポート◎山根和明(広報委員会)
食いしん坊手帖 vol.22
東京都千代田区外神田3-10-11
NOHGA HOTEL AKIHABARA TOKYO 1F
電話:03-6206-0607
- 営業時間
【LUNCH】11:30〜15:00(L.O)
【CAFE】 14:30〜17:30
【DINNER】17:30〜22:00(L.O)23:00(Close)
※日・祝日は21:00(L.O)22:00(Close)
- 定休日
ナシ - 席 数
106席(ダイニング56席、バーカウンター20席、キッチンカウンター10席、テラス席1F 20席)
当ページに掲載している情報は、『法人なかま』発行当時のものです。現在の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

